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IDC 2013 Daily Reports

IDC2013 特設ページ(Daily Reports)

IDC2013

IDCロボコン2013が、7月9日から19日にかけてブラジルのサンパウロ大学で行われます。
日本からは、東京電機大学の代表4名と、東京工業大学の代表4名の計8名が出場します。

大会の様子を写真を中心にレポートしていきます。
東京電機大学から出場するのは、未来科学部ロボット・メカトロニクス学科の学生3名と、理工学部電子・機械工学系の学生1名です。全学公募により選出されたメンバーです。

IDC2013 TDU members

7月9日

◆IDC2013 in Brazil 開幕!

開幕 開幕

 

開幕 開幕

いよいよIDC2013がスタートしました。
日本からは丸1日以上かけての移動で、疲れが残る中でのIDC開幕です。テーマ・ルール発表が行われ、すぐにマシンのアイデア・デザインを検討するブレインストーミングが行われます。
夕方には、Welcomeパーティが行われました。1時間半くらいのゲームの後に、サンドウィッチとコーラで交流を深めました。

7月10日

◆マシン設計 & マイコン・無線技術講習

朝の集合 朝の集合

IDCロボコンでは、参加者全員が同じ宿舎(ホテル)に宿泊し、合宿形式で大会が行われます。今回のブラジルでは、ホテルから大学まではバス移動です。朝7時半に出発して大学へ移動します。ブラジルは現在、日本と反対に冬の時期です。朝は12~15℃、日中は22~24℃くらいで、とても過ごしやすい気候です。

マシン設計 マシン設計

 

マシン設計 マシン設計

 

マシン設計 マイコン講習

 

マイコン講習 マイコン講習

今年のIDCは製作期間10日間。限られた時間の中でロボットを製作しなくてはなりません。さらに、今年はマイコンや無線通信も使用することになっており、最初の4日間は午前中に講習会も開かれます。初めて顔を合わせた海外の仲間と協力して作業に取り組みます。

7月11日

◆構想設計プレゼン

構想設計プレゼン 構想設計プレゼン

 

構想設計プレゼン 構想設計プレゼン

戦略やロボットの設計について、インストラクタの先生方にプレゼンテーションが行われました。いよいよ本格的な製作に入ります。

◆電大メンバーの「意気込み」

東京電機大学から出場している学生を「意気込み」コメント紹介します。

芹澤 卓也 (ロボット・メカトロニクス学科3年)
IDCロボコンでブラジル、サンパウロにいってきます。飛行機で合計25時間ととても長いです。まさに地球の裏側にいます!
私はロボコンや海外は初めてなので、上手く英語でのコミュニケーションが出来るかとても不安ですが、電大の意地を他大学に見せつけてきます!何事もスマイルとガッツで乗り越えて見せますので是非応援よろしくお願いします。

若林 まい (ロボット・メカトロニクス学科4年)
IDCのためにブラジルにいってきます。とても緊張しますが、ブラジルのガイドブックを片手に頑張りたいと思っています。
IDCでは、選考で落ちてしまった方々の分まで、いろいろなことを学びたいと考えています。応援よろしくお願い致します。

アルハーシミ アルハーシミ (ロボット・メカトロニクス学科4年)
We arrived on 8th of July, we were very tired of the trip but the next day we met all other students from different countries, and I was very excited. They separated us into different teams and told us the rules of the contest. I was teamed with a French, Brazilian, tai, Chinese and Singapore students. We shared our ideas at the welcome party and began to work the next day.
I’m really excited about what are going to build and hope we’d be the winners.

佐々木 一成 (理工学部 電子・機械工学系4年)
私は英語が苦手ですが、海外でのものづくりの現場を肌で感じたいと思いIDCに参加しました。行きのアトランタ空港では、英語で食べ物を注文することができ、とてもうれしく感じました。ブラジルでは学生同士コミュニケーションをとり、ものづくりをしなければ行けないのでとても難しいと思います。しかし、今までの学生生活で培った技術を用いて、図や辞書を使ってなんとしてもコミュニケーションを取りたいと思います!

7月12日

◆順調に進行中

製作進行中 製作進行中

 

製作進行中 製作進行中

 

製作進行中 製作進行中

学生達は非常にアクティブに製作を進めています。
各人が自分の役目を果たし、製作に没頭する1日です。
既にロボットの動作を練習しだすチームも出始めました。

7月13日

◆今年の競技テーマは Indiana Robot!

Indiana Robot

IDCロボコンでは、毎年異なる競技テーマ・ルールが設定され、開会式のときに初めて出場学生へ伝えられます。
今年の競技テーマは Indiana Robot。詳しい競技内容については、こちら(IDC2013公式ページ)をご覧ください。

製作進行中 製作進行中 製作進行中

 

製作進行中 製作進行中

今年はマイコンのプログラミングも重要なポイントになっています。作業を分担して製作を進めます。

7月14日

◆半日の休日

観光 観光

 

観光 観光

IDCの大会期間は短く、早くも折り返しを迎えました。とくに、今年は日程がタイトです。今日も午前中は作業を行い、午後は唯一の休日(半休)です。短い休みの時間ですが、学生達は市内観光(教会や博物館、日本人街)やサッカー観戦などをして過ごしたようです。

7月15日

◆ロボット製作も折り返し

後半に突入 後半に突入

 

後半に突入 後半に突入 後半に突入

ロボットの製作も後半に突入。今年はマイコンのプログラミングや画像処理をとりこんだロボット競技となっているため、苦戦しているチームもあるようです。

7月16日

◆残りわずか\

後半に突入 後半に突入

 

後半に突入 後半に突中

 

後半に突入 後半に突入

残りわずかとなりました。フィールド上でテストしながら調整します。まだまだ作業が残っているチームもあるようです。
参加者たちは疲れも溜まっているようですが、競技会に向けて頑張っています。

◆競技会に向けた意気込み

参加学生たちから、これまでの感想と最終競技会に向けた意気込みのコメントをもらいました。

芹澤 卓也 (ロボット・メカトロニクス学科3年)
私のチームは皆、当たり前のごとく英語を使っており序盤は精神的につらい日々でした。しかしこのまま何もせず終わるのはもったいないと思い積極的に自分から話しかけコミュニケーションをとるように心がけました。言葉だけではとても伝わらないのでジェスチャーや絵を描くことで自分の考えを相手に伝え、今では外国のチームメイトとコミュニケーションをとるのがとても楽しいです。チームメイトと過ごせる期間はあと数日しかないので楽しみながらいいマシンを作りたいと思います。コンペティションでは優勝してみせます!

若林 まい (ロボット・メカトロニクス学科4年)
最初は、自分の役割を探すのに苦労しましたが、班での役割分担が決まると、自然と時間が過ぎるのが早くなり、気づけば滞在日程の半分が終わっていました。私のチームは、まだマシンを作りきれていないので、残りの日程ですべてのマシンが完成するように精一杯がんばりたいと思っています。応援よろしくお願い致します。

アルハーシミ アルハーシミ (ロボット・メカトロニクス学科4年)
We have decided what kind of machines we should build, and we started building them. We are waiting to finish these machines to test them and know if there is a problem in them. I hope we build good machines and win this contest.

佐々木 一成 (理工学部 電子・機械工学系4年)
初めはコミュニケーションがとても不安な状態から始まりましたが、図などジェスチャーを使って何とか連携がとれているのでとても嬉しいです!海外の学生に自分の意見が採用された時の喜びはなかなか味わえるものではありません。しかし細かなニュアンスが通じなかったりとやはり言葉の壁は大きいので最後まで気を抜かずに頑張って行きたいです!

7月17日

◆最終調整と操作練習

最終調整 最終調整

 

最終調整 最終調整

 

最終調整 最終調整

翌日の午前には、ロボットの性能を評価し、最終競技会の組み合わせを決めるためのシーディングコンテストが行われるます。そのため、この日は実質的に加工・製作の最終日。各チームともにマシンの最終調整と操縦練習を行っています。
これまで夕方は17時に作業を終了していましたが、昨日・今日は20時まで作業を行い、限られた残り時間で精一杯頑張っています。

7月18日

◆シーディングコンテスト

最終調整 最終調整

 

最終調整 最終調整

 

最終調整 最終調整

シーディングコンテストでは、各チームが単独で2回競技を行い、制限時間に何点得点できるかを披露した。半分ぐらいのチームは想定した動作がほぼできていたが、操縦に苦労しているチームもあった。明日の本番では操縦も重要なポイントになるかもしれない。

シーディングコンテスト終了後は、競技フィールドが解体され、明日の競技会場へ運ばれていった。最終競技会は、ジャパンフェスティバルのイベントとして実施される。フェスティバルには約2万人が来場があるようです。

7月19日

◆最終競技会

コンテスト コンテスト

 

コンテスト コンテスト

 

コンテスト コンテスト

コンテストは日本フェスティバルが行われている、大きなコンベンションセンター内の特設ブースで行われた。各国の入場行進の後、最初は2つのリーグに分かれてのリーグ戦。それぞれのリーグから上位2チームが選ばれて、4チームにより決勝トーナメントが行われた。操作ミスで敗退するチームもあり、決勝に勝ち進んだのはレッドチームとグレイチーム。決勝戦ではレッドが実力を見せつけて優勝を果たした。