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IDC 2015 Daily Reports

IDC2015 特設ページ(Daily Reports)

IDC2015

IDCロボコン2015が、7月20日から31日にかけてシンガポールのシンガポール技術・デザイン大学で開催されます。
日本からは、東京電機大学の代表6名と東京工業大学の代表4名の計10名が出場します。
東京電機大学から出場するのは、ロボット・メカトロニクス学科/専攻の学生3名と、情報メディア学専攻の学生1名、理工学部電子・機械工学系の学生1名、工学部第二部機械工学科の学生1名です。東京工業大学から出場するのは、制御システム工学科の4名です。
大会の様子を写真を中心にレポートしていきます。

7月19日

◆シンガポール向け出発

成田空港 シンガポール・チャンギ国際空港到着

SUTD到着 宿舎の説明を受ける

IDCロボコン出場のため、シンガポールに出発。期待と緊張の様子?
シンガポール到着後は、出迎えの車で空港近くにある大学に到着。今日から2週間、大学の中にある学生寮に宿泊して、大会に参加します。

7月20日

◆IDC2015開幕

TokyoTechmember TDUmember

IDCロボコン2015が始まりました
今年は、日本、アメリカ、韓国、中国、タイ、モロッコ、エジプト、シンガポールの8カ国から54名の学生が出場しています。
初日はまずオープニングセレモニーが行われ、ホスト校であるシンガポール技術・デザイン大学のモハン先生による大会の説明とThomas L Magnanti学長によるご挨拶がありました。
その後、ロボット製作を行うFab Labへ移動し、テーマやルール、チームメンバーが発表されました。今年のテーマは「Space Cleaner」。デブリに見立てたオブジェクトを回収して、運搬するゲームです。
午後からは、安全講習やSolidworks講習、Arduino講習が行われ、また、各チームで戦略やロボットのデザインを検討するブレインストーミングが行われました。

7月21日

◆ロボット設計 & 構想設計プレゼン

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大会2日目、チームごとにディスカッションを続け、ロボットの設計をつめていきます。午後には、インストラクタの先生方に戦略やロボット設計について説明する、構想設計プレゼンテーションが行われました。明日からはロボット製作に入ります。

7月22日

◆ロボット製作開始

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今日から本格的にロボット製作がスタートしました。詳細な検討を進めながら、試作やパーツの加工を始めています。パーツの加工には、3Dプリンタやレーザ加工機も使っています。

7月23日

◆出場学生の紹介

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学生の紹介

日本からは、東京工業大学から4名、東京電機大学から6名の計10名が出場しています。
意気込みのコメントともに、出場者を紹介します。

木崎裕太(東京電機大学/ブルーチーム)
海外の学生の能力の高さに圧倒されました。技術的な面もさることながら、グループワークにおけるコミュニケーション能力が自分とは段違いだと感じました。頑張って食らいついていきたいと思います。

須田哲志(東京電機大学/ライムチーム)
外国の人々と互いに英語でコミュニケーションをとるのが難しいと痛感しました。チームに貢献できるように様々な手段を使って相手の意見を把握したり、自分の意見をチームメイトに伝えられるようにしたいと思います。とにかく積極的にロボット製作に参加したいと思います。

千葉和樹(東京電機大学/クリムゾンチーム)
ほとんどの人が同じでしょうが、海外で知らない人と何かを作るのは初めてです。チームメイトはみんな良い人ばかりで、それぞれの経験があり特技を持っていました。チームの全員がアイディアを出し合い、どれが有利か話し合い、大まかな戦略を決めました。体調を崩さないようがんばりたいと思います。

上野仁也(東京電機大学/イエローチーム)
少しずつグループ内の会話についていけるようになりました。メンバーと協力してロボットを作れるように頑張ります。

篠原雅貴(東京電機大学/パープルチーム)
シンガポールはとても暑いです。この熱気に負けないくらいに燃えています。頑張ります。

陸陽(東京電機大学/ウィートチーム)
シンガポールは思ったより暑くて驚きました。チームメンバーと英語で交流できており嬉しいです。ロボットの製作時間が限られているので、120%の力で頑張ります!

大貫椋太郎(東京工業大学/ブラウンチーム)
ライントレーサーの製作を担当することになりました。周りが英語づくしなので結構大変ですが、頑張りたい思います。

キムワンジク(東京工業大学/オレンジチーム)
各々の国の人たちと様々な言語で話し合い、一緒にロボットを作るという素晴らしい経験ができて本当に感動しています!

神戸聡一(東京工業大学/マローンチーム)
チームメイトともだんだんと話せるようになって、充実した日々を送っています。3Dプリンターやレーザーカッターが使えるので、自由度が高くいろいろと作れて楽しいです。

早川善哉(東京工業大学/グリーンチーム)
知識や経験は尾等かも知れませんが、チームメートと協力しあって気持ちで負けないように頑張ります。

7月24日

◆ルール紹介

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今年のテーマは「Space Cleaner」。デブリに見立てたオブジェクトを回収して、運搬するゲームです。

ゲームフィールドは軌道ゾーン、スペースゾーン、地球ゾーンの3つがあります。外側の軌道ゾーンにあるオブジェクトを集め、地球ゾーンに運ぶことで得点できるルールです。軌道ゾーンでオブジェクトを回収するロボットとスペースゾーンから地球ゾーンに運搬するロボットの2台を製作していきます。

軌道ゾーンには回収の難易度に応じて得点が異なる2種類のオブジェクト(白球と黄色球)があり、それ以外に総得点が2倍になるボーナスオブジェクト(オレンジ球)があります。競技時間は予選ラウンドが150秒、決勝トーナメントが180秒です。

チームごとに戦略も異なり、ユニークなデザインが検討されています。

7月25日

◆大会も半分が経過

今年のIDCも大会日程の半分まで進みました。
参加者は毎日がんばってロボット製作に取り組んでいます。パーツの製作・組み立てが進み、ロボットの形が見えてきているチームも増えています。ライントレースをするロボットをフィールド上でテストを繰り返えすチームもあります。
本日の作業は午前中で終了。明日も1日休日です。リフレッシュして後半も頑張ってもらいたいと思います。

7月26日

◆Day off

今日は1日休日です。多くのメンバーが観光をしてシンガポールの滞在を楽しんだようです。
普段の日もワークショップが終わった後に、チームメンバーと一緒に街中へ出かけて食事をしたり、観光をしたりして交流を深めています。

7月27日

◆折り返し

コンテスト本番は今週金曜日。ロボットを製作している学生たちは他のチームの進捗や、残りの時間が気になりだしたようです。フィールド上でサイズや動きを確認しながら、製作を続けています。

7月28日

◆製作中の表情

少し疲れの表情も見えますが、みんな一生懸命に取り組んでいます。
ロボット製作に使える時間はあと2日。チームメンバーと協力して最後まで頑張ってください。

7月29日

◆ロボット製作終盤:時間延長して頑張っています

フィールド作業上でテストをしながら修正をするチームもありますが、作業が遅れ気味のチームもあります。
通常であれば午後6時で作業終了のところ、9時30分まで延長することになりました。
ロボット製作は残り1日。どんなロボットができあがるのか楽しみです。

7月30日

◆最終調整・テストラン

ロボット製作最終日。ロボットができあがったチームは操縦練習をしながら、細かな不具合を調整していきます。午後には、コンテスト会場に設置されたフィールドでテストランが行われました。
まだ完成していないチームは、今日も9時30分まで延長して製作を続けています。
明日は、午前中に予選となるシーディングコンテスト、午後に最終競技会が行われます。

7月31日

◆最終競技会

午前中に予選会となるシーティングコンテストを行い、午後4時から最終競技会となる決勝トーナメントを行いました。緊張感のある試合が続き、最後の決勝戦も最後まで勝敗がわからない高得点のたたかいとなりました。最終的に、一気に得点を得たイエローチームの逆転勝利となりました。
夜にフェアエルパーティーが行われ、今年のIDCロボコンも幕を閉じました。