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IDC 2023 Daily Reports

IDCロボコン2023が、8月7日から8月19日にかけてタイ・バンコクのチュラロンコン大学で開催されます。
コロナ禍で中止やオンライン開催となっていましたが、4年ぶりに対面での開催となりました。
(一部学生はオンライン参加なので、初めてのハイブリッド開催となります。)
大会の様子を紹介いたします。

8月6日

◆タイに向けて出発

日本からは、東京電機大学の学生6名と東京工業大学の学生4名の計10名が出場します。
写真は飛行機搭乗前とバンコク到着時、そしてフードコートでの夕食の写真です。
学生たちは、チュラロンコン大学内にある宿舎International House(CUiHOUSE)に滞在して、コンテストに参加します。

電機大メンバーの意気込みコメントを紹介します。

矢田さん
私は普段からArduinoなどを使用してセンサを制御したり、電子回路を組んだりしています。この経験をロボット作りに活かしたいです!英語が得意ではないので、海外の方との交流が不安ですが、ものづくりの経験を深めるためにも、海外の方々との交流を通じて学びたいです!

青木さん
IDCは海外の方と触れ合える貴重な機会だと思います。電大の代表として選ばれたことを肝に銘じ、情熱とチャレンジ精神を持ちチームをよりよい方向に導きたいと考えています。目指せ優勝!!

多田さん
ロボコンでは自分とは異なる知識、価値観を持っている人とチームを組んで同じ課題に取り組みたいです。課題解決のために意見を出し合ってロボットを製作することで、自分を視野を広げてきたいと思います。

野口さん
他の参加者との交流を通じてアイデアや知識を共有し互いに高め合い、グローバルスタンダードを学びたいと考えています。また、文化的な交流を通じて物の見方や考え方など知見を増やします。自信と決断力を持ち、全力で挑戦します。

佐々木さん
高校生の時にIDCロボコンの存在を知り、「こんなに良い機会は二度とない」と思い、東京電機大学に入学しました。海外の大学生とともに論議し、一つのロボットを製作し、コンテストに参加する機会はなかなか得られるものではありません。英語で話すことは得意ではありませんが、今までの経験をもとに楽しみたいと考えています。

中田さん
IDCロボットコンテストが自分にとって良い経験になるように努力し、よいロボットを作れるようになりたいです。また、海外の方との交流から英語を学び、様々な人とのコミュニケーションを楽しみたいと思っています。初めての経験で緊張しますが、精一杯自分にできることを頑張ります。

8月7日

◆IDC2023開幕

オープニングセッションで、テーマ発表、チーム編成発表が行われました。その後すぐに、チームで集まって自己紹介やアイデアのディスカッションが行われました。午後には広いキャンパスを歩いて回る案内ツアーと、ウェルカムパーティーが行われました。

東工大メンバーの意気込みコメントを紹介します。

江嶋さん
幸運なことにIDCロボコン2023に参加せていただけることになりました。英語に不安はありますが、チームにたくさん貢献できるよう、大学での学びを生かして精一杯頑張りたいと思います。

高橋さん
大学で学んだことを生かし、課題解決に全力で尽くしていきたいと思います。英語は苦手ですが、あらゆる手段を用いて、各国の生徒とのコミュニケーションに力を入れていきたいです。

小泉さん
短期間で試行錯誤してアイデアを具現化するという、難しいけれど、とても貴重な機会を頂いたので、大学で学んだことを活かして、精一杯悔いの無いよう頑張りたいと思います。また、英語は苦手ですが、いろいろな国の人とたくさんお話がしたいので頑張ろうと思います。

細木さん
ロボコンどころか海外すら今回が初体験で不安でいっぱいです。選考会でもペアがほぼ全てをこなしたので自分はほぼ何も出来ませんが、全身全霊で望みます。英語も話せませんが、あらゆる手段を使って意志を伝える所存です。頑張ります。

8月8日

◆今年のテーマは料理バトル

世界的に人気があるタイ料理。今年のIDCロボコンでは「Thailand: The World’s Kitchen」と題して、伝統料理「パッタイ」の調理をイメージしたロボットの設計・製作に取り組みます。調理工程はオンラインとオンサイトに分かれており、オンラインではソースの調製、オンサイトでは食材のピックアップと炒め作業を行います。それぞれの作業で集めたオブジェクトの量(重さ)で勝敗が決まるゲームです。
大会2日目は、ブレインストーミングを行い、チームの戦略とロボットの構想検討が行われました。

8月9日

◆アイデアプレゼンテーション

午前中にチームごとにアイデアプレゼンテーションが行われました。チーム戦略とロボットの構想について発表し、インストラクターの先生方からアドバイスをもらいました。午後には、Arduinoやリモートコントロールについての講習があり、その後、本格的に設計作業に入りました。

8月10日

◆設計・製作開始

ロボット製作がスタートしました。機構のCAD設計やArduinoマイコンのプログラミングなどチームメンバーで分担して作業が進められています。

8月11日

◆製作2日目

みんなで協力しながら作業が進められています。 今回はオンサイトとオンラインのハイブリッドゲームなので、オンライン参加のチームメンバーとも連携しながら製作を進めていきます。

8月12日

◆母の日

8月12日はシリキット王太后のご生誕日であり、「母の日」と呼ばれる祝日になっています。 作業もお休みでしたので、学生たちはバンコク市内に観光に出かけ、リフレッシュしたようです。

8月13日

◆アユタヤ観光

参加者全員でアユタヤにバスツアーに出かけました。アユタヤはバンコクから北に約80kmの位置にあり、交易の中心として栄えた世界遺産の古都です。 寺院遺跡ワット・マハタートや水上マーケットを訪問し、ゾウ乗り体験や伝統的なお菓子作りを行いました。夕方にはチャオプラヤ川沿いのレストランで食事会が行われ、交流を深めました。

8月14日

◆折り返し

早くも半分の日程が過ぎ、後半に入りました。まだロボットの全体像は見えませんが、パーツの製作が進んでいます。移動ロボットの足回りをテストするチームも増えてきました。

8月15日

◆最終競技会への意気込み

 

後半に入り、残りの作業時間が気になるところです。参加メンバーの最終競技会に向けた意気込みを紹介します。

矢田さん
作業時間、アフター5、休日の観光共にとても充実した日々を過ごしています。チームメイトと助け合いながらロボットの完成、そして大会の優勝を目指したいです。

青木さん
2週目に入り、チームメイトが段々と自分に心を開いてくれてる感じがして嬉しい限りです。チームメイトの笑顔が絶えぬように残りも頑張りたいです。

多田さん
今回の最も難しかったのは初めの構想段階です。しかし設計段階に入り会話がしやすくなりました。このまま頑張ろうと思います。

野口さん
コミュニケーションや図面を通じてチームの内の結束力が高まりました。優勝を目指し全力を尽くします。

佐々木さん
チームメンバーの発想力や頭の回転の速さに驚かされる毎日です。最後まで全力で頑張りたいと思います。

中田さん
英語が苦手でうまくコミュニケーションをとることができるのか心配でした。しかし、今は楽しむことができています。残りわずかの時間で充実した貴重な経験を楽しみつつ、頑張ります。

江嶋さん
チームメイトたちとも仲良くなり、タイでの生活にも慣れてきました。残りも短くなりましたが、優勝目指して頑張りたいと思います。

高橋さん
徐々にチームに貢献していることを実感することができています。この大会を通じて自分の武器を手に入れたいです。優勝目指します。

小泉さん
最初はコミュニケーションが大変でしたが、今ではメンバーと協力してとても楽しく充実した日々を過ごせています。残り短いですが、頑張りたいと思います。

細木さん
チームメイトに助けられながら、日々成長を実感しています。残りの期間も最大限の力を発揮していく所存です。

8月16日

◆作業時間を延長して製作中

学生たちの要望で作業時間を延長して製作に取り組んでいます。

8月17日

◆製作最終日

オンライン参加メンバーのプレコンテスト(シーティングコンテスト)が行われました。 翌日のオンサイトのシーティングコンテストと合わせて、最終競技会のグループ編成が行われます。
オンサイトでは、夜遅くまで延長して製作と調整が行われました。

8月18日

◆シーティングコンテスト

オンサイトのシーティングコンテストと予選リーグの一部試合が行われました。試合の合間にも調整が行われ、明日の最終競技会に向けて最後まで全力を尽くしています。

8月19日

◆最終競技会

最終競技会は、National Science and Technology Fairの会場であるIMPACT Exhibition Centerで開催されました。一般の観客の観戦し、熱戦を繰り広げました。オンサイト・オンラインともに確実に得点を積み重ねたパープルチームが優勝となり閉幕しました。
来年はインドのアムリタ大学で開催の予定です。