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IDC 2008 Daily Reports

IDCBLOG

2008年7月22日

帰国
IDC2008を終え、帰国しました。日本はかなり蒸し暑いですね。
出発前はブラジルの治安を心配していましたが、安全に過ごすことができました。参加した学生にとっては、いろいろと苦労をしたと同時に、貴重な体験をしたと思います。後日、ロボメカIDCページに学生の参加報告を掲載する予定です。
帰国

2008年7月18日

コンテスト
10日間かけて作製してきたロボットの成果を競うコンテストが大学内の講堂で行われました。やや小さめの会場でしたが、立ち見もでるくらいに満員。船が沈没することやアームが引っ掛かり失敗することもありましたが、ほとんどのロボットがきちんと動作して、高得点を獲得していました。試合も接戦が多く、とくに決勝リーグは白熱していました。
今回のIDCは8チームあり、4チームごとに総当たり戦を行い、上位2チーム、計4チームで決勝トーナメントを行いました。電機大メンバーで決勝トーナメントの残ったのは、松田さんのOliveと吉田君のYellow。Oliveは準決勝で敗退し4位。Yellowは決勝に勝ち残りました。決勝は先に2勝した方が勝利となります。吉田君はロボットの操縦者でもあり、常に緊張していたように思います。第一試合は、Yellowが勝利しましたが、その後Blueに連勝され、惜しくも準優勝に終わりました。
大会の様子は、近日中に動画がアップロードされると思います。
→IDC Roboconのページ(http://www.idc-robocon.org/idc2008/index.html)
コンテスト1コンテスト2
コンテスト3コンテスト4
コンテスト5コンテスト6

2008年7月17日

コンテスト前日
いよいよ明日コンテストを迎えます。午前中は最終調整とテスト走行を行いました。午後は、製作や調整を行うチームや、調整が終わり装飾に力を入れるチーム、時間があまり遊ぶチームなど様々でした。
明日コンテストが行われる会場にはフィールドが搬入され、スタッフの学生によって準備が行われました。
コンテスト準備1コンテスト準備2

2008年7月16日

Seeding Contest
今日は各マシンの仕上がりの確認とコンテストの組分けのための、Seeding Contestを行いました。対戦形式ではないこと以外、試合と同じ状況で行われました。戦略通りに得点を重ねるチームや、転倒するチーム、船が沈没するチームなど様々ですが、いろいろなアイデアが組み込まれた面白マシンが完成しています。エキサイティングなコンテストになりそうです。
Seeding Contest1Seeding Contest2

2008年7月15日

中間レポート その2
◆笈田
ブラジルに到着して最初に遭遇した問題は、ブラジルでは英語がほとんど通じないということでした。ポルトガル語は全く分からないので、食べ物を注文するのも一苦労でした。到着した次の日にはサンパウロ市内を観光し、ブラジルの文化に触れることができました。また、東洋人街というところに行き、日本人の移民の歴史についても触れることができました。中間日にはビーチにも行きました。
ワークショップの方は、最初の方は会話が全然聞きとれず、会話することも難しかったですが、他国のメンバーからのサポートも得ながら、コミュニケーションも取れるようになってきました。雰囲気も良く、仲良く楽しく順調に作業が進んでいます(まだ問題は山積みですが。。。)
残り1週間、ブラジルを満喫しつつ、コンテストで優勝できるように頑張ります。Boa sorte!!
◆松田
1週間が過ぎ、何とかコミュニケーションが取れるようになってきましたが、考えていることがうまく伝わらず、意見の食い違いも多くあり大変です。また、段々と各チームのロボットが出来上がってきたため、自分では考え付かない様な斬新なアイデアを多く見ることができ、とても興味深いです。コンテストに向け、残り3日間頑張りたいと思います。
中間レポート1中間レポート2
中間レポート3中間レポート4
フットサル & バレーボール
ブラジルと言えばサッカーですが、ワークショップが終わった7時過ぎから、大学内にあるスポーツセンターでフットサルを行いました。大学内におおきなスポーツ施設があり、フットサルのコートだけでもいくつもあるようです。各チーム対抗で、ゲームを行い、番が回ってくる間は、隣のコートでバレーボールも行いました。2時間ほどみんなで汗をかきました。
フットサルバレーボール

2008年7月14日

中間レポート
IDCも残り5日。明後日16日は最終コンテストの組み分けのためのシーディングコンテストを行い、最終調整に入ります。そして、18日にはコンテストが行われます。
1週間を過ごしてきて感じたことや、コンテストへ向けた意気込みをコメントしてもらいました。
◆吉田
IDCが始まってもう半分が過ぎました。私はボートを作っていますが、アルミニウムの曲げ加工で作ったため、転覆・沈没してしまい問題多々です。残り半分ですが、チームメンバーと議論し、より確実にオブジェクトを運べるようにがんばります!
◆芦垣
IDCが始まって1週間が経ちました。1日目、2日目のブレインストーミングではチームメイトの話を理解するので精一杯で、自分のアイデアを伝えることが難しく、悔しい思いをしました。しかし、作業に入ってからは片言の英語と身振り、手振りを使って何とか自分の意思を伝えることが出来るようになってきました。また、周囲で交わされる会話からものを借りる時はどのように話しかければよいか、協力を申し出るときはどのようにするのか等を徐々に学び、自分から話しかけることも出来るようになってきました。残りの期間もチームメイトと積極的にコミュニケーションをとり、悔いのないように頑張りたいと思います。
最終調整1最終調整2
最終調整3最終調整4

2008年7月13日

ハプニング
IDCでは地元サンパウロ大のメンバー以外はホテルに滞在しています。ホテルから大学までは、毎日バスでの移動です。通常は朝8時30分にホテルを出発、大学でロボット製作を行い、夜7時30分に大学を出てホテルに戻る一日です。
今日は午前中はお休みで、午後から大学へ移動し、作業を行うことになっていました。しかし、集合時間の午後1時にはバスなく、連絡ミス?で1時間遅れの出発になりました。その後は通常通りロボット製作を行いましたが、帰りにまたハプニングの発生です。今度は、帰りの大型バスのバッテリーがあがり、エンジンがかからないとのこと。
もう一台のバスのバッテリから充電し、始動を試みるも失敗。運転手が「皆で押して、少し動けばエンジンがかかるから押して」というようなことを言ったので、皆で大型バスを押しました。皆で押せばなんとかなるもので、ゆっくりと動きだしエンジンもかかり、無事ホテルに戻ることができました。
バストラブル1バストラブル2

2008年7月12日

Friday night & Day off
IDC中盤の土曜日、今日は休日。
休日前夜は、IDCのOBであるサンパウロ大の学生スタッフが企画し、ディスコパーティーが開催されました。ホテル近くのディスコにタクシーで移動して、深夜まで爆音のなか踊ったり、話したりして楽しんだようです。
今日は、せっかくの休日ということで、深夜までのパーティーで眠いなか、朝から海まで移動して観光しました。
ブラジルと言えば、リオ・デ・ジャネイロが思いつきますが、サンパウロからは少し遠いため、バスで2時間ほどで行けるサントスに行きました。サントスはサンパウロから南に75kmほどにあるブラジル最大の貿易港で、1908年日本からのブラジル移民第1号笠戸丸が入港した歴史的な街です。
海抜700~800mのサンパウロよりも、暖かく手軽なリゾート地となっています。昼食はビーチにある食堂で魚の唐揚げと巨大なサンドイッチを食べました。サンドイッチには見えませんが、写真の皿が1つのサンドイッチのようです。食べきれませんでした。何人かは水着を買って、泳いだりして過ごしました。
IDCも残り半分。徐々にマシンが形になってきましたが、これからの調整が重要です。チームで協力して頑張ってもらいたいと思います。
海1海2
海3海4

2008年7月11日

テレビ取材
ブラジルのテレビ局が取材に来ました。工作風景や動作テストの様子を数時間撮影し、何人かにインタビューをしていました。
テレビ取材1テレビ取材2

2008年7月10日

動画配信中
大会の現地情報を動画にて配信中です。IDC Roboconのページ
( http://www.idc-robocon.org/idc2008/index.html )で作業の様子が見られます。ぜひご覧ください。

BBQ
今年のIDCを主催しているサンパウロ大学機械系学科の学生が準備をしてくれて中庭でバーベキューが行われました。ビールやカシャーシャ(ブラジルでポピュラーなお酒)を飲んで、盛り上がりました。ブラジルの大学には、各学科ごとにラウンジがあって、ビリヤードやダーツなどがおいてあり、みんなで使っているみたいです。バーベキューは11時まで続いて、その後バスでホテルへ戻りましたが、バスのなかでは疲れて爆睡の学生や、引き続きハイテンションで学生などさまざまでした。
BBQ1BBQ2
BBQ3BBQ4
BBQ5BBQ6

2008年7月9日

今年のテーマ:Green Energy
IDCでは毎年、開催地にちなんだテーマの競技が行われます。ブラジルでは、現在サトウキビを原料にしたバイオエタノール燃料の生産が盛んにおこなわれているということで、それをイメージした競技となっています。
フィールドは傾斜面でつながった高低差のあるもので、上の段はサトウキビ畑をイメージしています。サトウキビを収穫して、下の段の工場へ運ぶことで、燃料が獲得できます。獲得した燃料を船に乗せ、目的地まで運ぶ競技となっています。サトウキビや燃料缶を運ぶマシンと船を配布された材料を使って作製します。
配布された材料のなかには、毎年開催地にちなんだものが入れられますが、今年は、サトウキビやヤシ、ガラナジュースなどが入っていました。ご当地材料を使うチームは出てくるのでしょうか?
(詳しいルールは http://www.poli.usp.br/robocon2008/regulation&field.htm を見てください。)
フィールド
キット1キット2
今日の作業風景
各チームとも、戦略がかたまり、今日から本格的に作製に入っています。
作製1作製2
作製3作製4

2008年7月8日

IDC2008 2日目
昨日に引き続き、マシンの設計を行い、午後にはインストラクターを相手に、チームごとに戦略やマシンの概要についてプレゼンテーションが行いました。明日からはマシン製作に入ります。
IDCでは各チームに色の名前が付けられています。今年はRed, Black, Green, Orange, Blue, Yellow, Gray, Oliveの8つのチームに6人ずつが割り振られています。チームカラーのオリジナルTシャツが配布され、大会期間中皆が着用しています。
戦略会議1戦略会議2
応援メッセージ
IDC2007 in Thailand 参加メンバーの4人から応援メッセージが届きました。◆大崎君(岩瀬研)より
慣れない環境でいろいろ大変だと思いますが、その中で精一杯楽しんできてください。
Do your best!!!
◆平原君(岩瀬研)より
大会中はコミュニケーションや文化の違いなどから不安に感じることも多々あると思います。また、緊張や悔しさを味わうこともあるでしょう。去年、僕自身も多く味わいました。しかし、きっと終わったときには今までに体験したことのない充実感や達成感を感じるはずです。このIDCロボコンでの体験が,これからのみんなのスキルアップにつながることを願っています。がんばってください。
◆浦君(畠山研)より
IDCの1番の特徴は、強制的に海外の学生とコミュニケーションを取れることだと思います。マシンの設計・製作時はもちろんのことですが、コンテストとは関係のないそれぞれの国の話であったり、くだらない物事でもいいと思うので、何にでも興味を持って接してみてください。今年はブラジルということで、英語の通じない地元の方と話してみるのもおもしろいと思います。僕から言えることはあまりありませんが、やるしかない状況なら、やっちゃってください!!日本からですが応援しています。
◆酒井君(古田研)より
初めての海外や英語での共同作業に戸惑いもあるでしょう。英語や技術で引け目を感じることなく積極的にコミュニケーションを取ってください。熱心なアピールはきっと他のメンバーにも伝わります。コミュニケーションが楽しいと感じたら恐がることなんてありません。日本から皆さんの良い活躍を期待しています。

2008年7月7日

IDC2008 開幕
いよいよIDC2008ブラジル大会が開幕しました。
ルール説明を受けた後は、すぐにチームにわかれて戦略やマシン設計についてミーティングです。自分の意見をうまく伝えられないもどかしさを感じつつも、みんな頑張っています。参加メンバーの意気込み
はるばる35時間かけてやってきました。現地ではポルトガル語しか通じず大変です。IDCでは英語がうまく通じるように頑張ります。(吉田)
英語とか、英語とか、英語とか、いろいろな不安はあるけど、ベストを尽くせるように頑張ります!!(笈田)
リオから来たブラジル人と同室となり、ホテルでも大学でも1日中英語の生活に疲れ気味ですが、何とか2週間乗り切れればと思います。(松田)
初めての海外で、言葉から何から日本と勝手が違い、ものすごく戸惑っています。英語が苦手な自分にとってチームメートとコミュニケーションをとるのは一苦労ですが、積極的に会話に参加し、ロボットを作っていきたいと思います。(芦垣)
開幕1開幕2
開幕3開幕4
開幕5開幕6

2008年7月6日

サンパウロ観光
サンパウロ市内を皆で観光しました。
今回のIDCには東工大の博士課程の留学生で、サンパウロ出身のワタリさんが同行してくれています。ワタリさんのガイドで、歴史的な街並みや、市営市場、東洋人街などを巡りました。市営市場では名物のムルダレータ(ハムたっぷりのサンドイッチ、ちょっとしょっぱかったです。)で昼食、東洋人街ではブラジル日本移民史料館を見学しました。
今回のIDCは日本ブラジル交流年のイベントの一つとなっています。ブラジルへの日本人移民は明治41年に開始され、今年100周年を迎えています。
(ACCIJB)
観光1観光2
観光3昼食
移民100周年

2008年7月5日

ブラジルは遠かった
成田→シアトル→ワシントン→サンパウロと飛行機を乗継ぎ、搭乗時間23時間、延べ28時間かけてブラジルに到着しました。電大からの4人の参加メンバーは今回が初海外。はじめてにして貴重な体験でした。かなり疲れました。
4日14:50 成田空港集合4日16:10 出国手続きを終え、飛行機への搭乗待ち
4日16:10 東工大メンバー4日16:20 いよいよ飛行機へ搭乗
5日02:20 シアトル、アメリカ入国審査後5日10:15 ワシントン到着、すぐにサンパウロ行きへ乗継
5日10:34 サンパウロ行きの機内、かなりの疲労感5日20:10 サンパウロ上空
5日21:10(現地時間5日 9:10) サンパウロ空港到着5日22:40(現地時間5日10:40) ホテル到着

2008年7月4日

いざ、ブラジルへ!
まもなく飛行機に搭乗します。
空港

2008年7月3日

IDC2008 in Brazil
7月6日から19日にかけて、ブラジルのサンパウロ大学でIDCロボコン(国際デザインコンテスト)が開催されます。IDCでは各国から集まった大学生で混成チームを
つくり、英語でコミュニケーションをとりながら、10日程度の短期間でロボットを製作していきます。大会の最終日にはコンテストが行われます。東京電機大学
は3年前から参加してきました。
IDC in Brazil

参加メンバー紹介
いよいよ、ブラジルへ向けて出発する日となりました。参加するメンバーは芦垣潤(中村研/修士1年)、吉田康平(岩瀬研/修士1年)、笈田
晋佑(横山研/修士1年)、松田典子(古田研/修士1年)の4名です。4月に行った学内選考会で選ばれたメンバーです。選考会以降、昨年度参加メンバーの協力のも
と、ロボット製作の練習を行ってきました。たくさんの仲間をつくり、大会を楽しんできたいと思います。
IDC メンバー