ロボットを社会の役に立てるためには様々な知識が必要です。例えば車の自動運転は材料、エンジン、機構といった機械工学、回路を設計するための電気電子工学、センサーで得た周りの情報をAIで判断する情報工学と、それらを統合する制御工学の知識が必要になります。
ロボット・メカトロニクス学科では、ただ大学でお遊びの「ロボット」に触れるのではなく、具体的に機械・電気電子・情報・制御の4つの分野を組み合わせて学ぶことロボットを社会の役に立てるためには様々な知識が必要です。例えば車の自動運転は材料、エンジン、機構といった機械工学、回路を設計するための電気電子工学、センサーで得た周りの情報をAIで判断する情報工学と、それらを統合する制御工学の知識が必要になります。
4つの特徴
Point1
ロボット・メカトロニクス学科では4つの工学分野、機械・電気電子・情報・制御が教育の柱となっています。普通の学科と違い、「機械を学ぼうと思ったけど、やっぱり将来は情報(プログラミング)の仕事をやりたいな」と入学後に考えが変わった場合でも、自分のメインの専門分野を切り替えることが出来るのが特徴です。
Point2
1年から4年まで、ロボコンやサッカーロボット、ホッケーロボット、マニピュレータの制御など、様々な実験を行ないます。大学の「授業」で終わらず、社会に出ても自らの役に立つ「知識の獲得」を目指し、授業で学んだことを実験や実習で実問題に応用します。
Point3
将来自分がやりたいことにあわせて、それぞれの分野の中から興味のある科目を取っていくことができます。そのため「機械工学が専門だけど電気電子の知識も持っている技術者」になれたり、「制御工学と情報(プログラミング)のどちらも知識をしっかりと持っている技術者」になれます。もちろん、やる気がある学生は「4分野全てがっちりと抑えたスーパーエンジニア」になることも可能です。
Point4
高い専門能力を獲得するため,学部・修士を一貫したカリキュラムを編成し,科目をグループ化したユニット教育システムを採用しています.卒業時には一流のエンジニアになります。
学部カリキュラム
実験系科目
1年次からロボコン形式の実験で座学知識の応用力をつける。
大学で得た知識を「使える技術」に変えるために、1年次から4年次まで実験実習科目を開講しています。
プログラミング科目
コンピュータを活用して思い通りに「モノ」を動かす力を学ぶ。
コンピュータは「モノ」を適切に制御する役割を果たします。プログラミングの基礎から応用までを深く学びます。
電気工学系科目
あらゆる機械を動かすのに必須な、電気工学の知識を学ぶ。
機械を動かすためには電気回路、ディジタル回路、信号処理、電子工学などの知識が重要です。
機械工学系科目
ロボットを制御する基礎となる運動学や解析方法を学ぶ。
ロボットを動かすために、アクチュエータやそれを結合するリンク、構成する材料工学なとを学ぶ学問です。
制御工学系科目
専門科目の基盤としての数学を活用し、ロボットの制御を学ぶ。
制御工学は、コンピュータを駆使して数学を応用し、ロボットを制御するための数値解を得る方法を学ぶ学問です。